RSウイルス感染症

 流行のピークは冬期ですが年間を通してみられます。迅速診断で正確な診断が出来るようになっています。

原因

 RSウイルスによっておこります。乳幼児に急性細気管支炎を起こす最も重要なウイルスです。

症状

 鼻水、咳、発熱、食欲不振などで、急性細気管支炎、肺炎、急性気管支炎を起こしており、一般に感冒という病名ですまされることも多いです。中耳炎を併発することもあり、疑わしい時は、当院で耳のチェックをします。発熱は3~4日続くことも多く、乳幼児は肺炎を起こしやすいです。

 乳児は無熱性で、重症になることもあり、特に注意が必要です。活気、食欲がないときは要注意です。

 乳児~幼児では毎年の再感染もあります。成人~高齢者まで感染はありますが、症状は軽いです。

治療

 家庭では、水分の補給や食欲に気をつけましょう。鼻汁で鼻閉が起こる場合は、鼻汁を吸引すると楽になります。呼吸困難を起こしている場合は、入院治療の必要なこともあります。