外出時にマスクをし、遠足や運動会が中止になり、遠方の親戚に会えず、友達とも遊べないような新型コロナ禍の状況は、子どもにとって大きなストレスです。子どもが強いストレスを感じると下記のような症状・行動を示すことがあります。心の防衛機能によるものですが、放っておくと日常生活に支障が出てくるなど、悪化する可能性があります。
体の症状 |
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行動の変化 |
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子どもはつらい気持ちを表現したり、ストレスを発散したりすることが上手にできません。周りの大人が早く気づいて、対応する必要があります。子ども自身が正しい情報を知って理解し、自分でストレスに対処できるように、援助してあげましょう。
正しい情報を、年齢にあった言葉でわかりやすく説明する。目に見える形(イラストや動画)で示すと伝わりやすい。誰かのせいでなく、目に見えないウイルスのせいであることを伝える。子どもがさまざまな映像を自分のことと捉えて不安にならないよう、うわさやデマに惑わされないよう、留意する。自分でできる感染対策について、子どもと一緒に考える。大人が決めつけないでください。
どんな気持ちでも伝えて良いことを伝える。どんな気持ちも否定せず、「そうだったんだね、話してくれてありがとう」などと気持ちを受け止め、共感し、労う。
つらくても子どもなりにがんばっていることを認め、言葉や表情などしっかり褒める。
適している方法は人により異なるので、それぞれに合った方法を大切にする。また、子どもと接する時間と、親だけの時間を区別してメリハリをつける。
日本小児科医会ニュース「健康プラザ」
NO.547新型コロナ禍の子どものストレスより改訂
鈴木小児科医院